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  • 2019.04.25

RC住宅メンテナンスのススメ

すでに私たちRC-Z工法が世に出てから20年以上が経とうとしています。
これまでには、全国の導入企業の手によって、多くのRC住宅が供給されてきました。

しかし、残念ながら施工業者と関係が無くなってしまったり、いろいろな事情で
メンテナンスがされていない住宅も見受けられるようです。

RC住宅でも、新築時から10年、遅くとも15年目までには雨水の侵入する可能性
がある部分を更新しなくてはいけません。

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築15年を経過した外壁の例です。
RC造では、打ち放し仕上げを採用されているケースも多いと思いますし、鉄筋コンクリート打ち放し仕上げに憧れを持っておられる方も多くいらっしゃいます。

しかし、残念ながらコンクリート打ち放しは素地のままですと、表面に細かな気泡が存在していますので、そこに塵や埃が堆積してしまい、さらに水分が残るようになり、黒ずみや藻が生えてしまうことで、美観を損なってしまいます。

近年は打ち放し仕上げでも、いろいろな仕上げ方法が開発され、撥水処理や光触媒処理が出来るようになりましたので、綺麗な打ち放しを長期間維持出来ます。
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新築当時は浸透性撥水材を施しておりましたが、表面的な効果はすでに無くなってしまい、日に日に表情が暗くなっていました。

人によっては、この表情が良いとか、この表情の変化も楽しむのだ、とか言われる方もいらっしゃいますが、それでも構造躯体の保護という観点からは、賛成出来ませんね。
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こちらは最新の補修方法で施工した例です。

上の写真から、高圧洗浄でクリーニングしてから、下地の調整や色づけを行い、クリア塗装の上に光触媒処置を施した例です。

新築同様の表情が復活し、今後はこの表情を更新して頂けるようになりました。
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外壁の補修と同時に、窓廻りや階ごとのシーリングを打ち直す工事、また屋上やバルコニーなどの床部分に施してある、防水層の更新も行ってください。

RC住宅はメンテナンスを行うことで、その寿命をさらに伸ばすことができ、100年を超えてもご利用頂くことが可能になります。

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RC住宅のメンテナンスやリニューアルの方法につきましては、専門知識と経験豊富な業者にご相談されることが大切です。

RC住宅のオーナー様には、是非当組合の会員企業に、お気軽にお問い合わせを頂けますよう、お願い申し上げます。

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